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ぽちゃキャバで昔働いていた私が経験した辛いこと
昔、と言っても2年ほど前ですが、私はぽちゃキャバで働いていました。
体重90㎏なので、ミドルクラスのおデブさんと言う立ち位置でしたね。
体重の重い方は100㎏超えでしたし、そういう方は「ミケぽちゃさん」(3桁という意味から)と言われて特別視されていました。
100㎏を超えると節目を超えるわけですから、ぽちゃキャバで働く女の子にとっては特別。
先輩キャバ嬢の中には出勤していきなり「さっき体重を測ったら、100.5㎏になっていましたー!」と堂々宣言する方もいました。
普通の女の子は自分の体重をあまり言いたくないですよね?
でもぽちゃキャバではあまり抵抗がありません。
もちろん中には「体重の事に触れて欲しくない」と言う女の子もいましたが…。
ぽちゃキャバでは目方の重い女の子が多いので体形へのコンプレックスは、口にはしないまでもやっぱりあったと思います。
私が体験した辛い事は、やはりこの体型に起因する事でした。
この経験が私にダイエットを決意させたのです!
食べたくないものでも無理に食べる必要がある
ぽちゃキャバの女の子は食欲旺盛な子が多く、差し入れも頻繁に届きます。
私にも常連客から差し入れが届く事がありました。
私の好物はお肉やスイーツで、反対に生魚はとても苦手。
でもあるお客様が「お寿司を差し入れしたよ」と、特上の握りを差し入れしてくれました。
「ありがとうございますう!嬉しい!!」と喜んだフリをしたのですが、お寿司は大の苦手。
大嫌いな握り寿司を笑顔で食べましたが、冷や汗ものでしたね…。
めちゃくちゃ気分が悪かったです。
お客様の好きな物を差し入れして下さる時、私の苦手な物が出てくる可能性もあり苦しみました。
他にも「あまり食べるのが好きじゃない」と言う女の子もいて、差し入れを食べるのがとても苦痛だったそうです。
食べたくない物でも無理に食べないといけないのはやっぱり苦しいです…。
冷やかしでくるお客様にはバカにされる
冷やかしや「デブな女の子見たさ」にやって来るお客様もいます。
そういう方は心無い言葉をぶつけてきますね。
ただこのようなお客様は一度来店すると二度と来ないので、ある程度右へ左へ受け流す術を身に付ければOKです!
一番傷ついたのは、本気でデブ専じゃないのに自分のコンプレックスを紛らわすために来店するお客様。
私の顧客に「デブ専」を自称する方がいました。
とても仲良くなったので店外デートをしたのですが、その時、周りにいる綺麗な女の人をチラ見しているのです。
何回か店外デートをするたびに他の女性を気にしているので「ねえ?何で他の女の人を見てるの?」と聞くと気まずそうに「別に…」と誤魔化すのですが、何となく嫌な感じがしていました。
そしてある日の店外デートで「実は…」とお客様が真実を打ち明けたのです。
お客様は昔、とても綺麗な女性に告白し振られてしまい、それが心に傷になっている事。
そしてその事がきっかけで綺麗な女の人に近寄れなくなってしまいった事。
あれ以来、容姿に難のある女性としか会話出来なくなった事…。
コンプレックスを抱えてぽちゃキャバに来店される方もいるとは知っていましたが、まさか私のお客様にそんな方が!と少しビックリしてしまいました。
そして
〇〇ちゃん(私の名前)!
君はとても明るいし可愛い素敵な人だ。
でも僕は本当は太った女の子が好きじゃないんだ!
君がもっと痩せていれば、本気でお付き合いして欲しいと思っていたのに!
そう言って二度と連絡がきませんでした・・・。
この出来事にはさすがに本気で情けなくて、一晩中泣いてしまいました。
実はこの時、私はこのお客様に恋愛感情があったので余計に悔しかったのだと思います。
「あのお客様が振り返るくらい痩せて綺麗になってやる!!」と思いました。
ぽちゃキャバには色んなお客様がやって来ます。
「そんな理由で?」と思える理由でお店へ足を踏み入れる方もいるので、精神的に打たれ強くないとやっていけないです。
ぽちゃキャバでは思っているより苦労すること、精神的に傷つくことがたくさんある。
メリットだけでは無いことをしっかり知っておこう。